(8月)
今年は梅雨がなくて猛烈な酷暑に見舞われ、昨年の寒い夏とは正反対の夏に・・・・ 本来これがまともな夏なんだと思うのですが、かなり、きびしいものがありました。 図書館も閲覧室がひろくなったからか、酷暑で避暑を兼ねているのか大賑わい。 各々好きな雑誌、本、新聞etc広げて楽しんでいるようです。 暑さのせいにするわけではありませんが、読書も集中力が要ります。 あいもかわらず、短編エッセイの本ばかり、探しては読むといった私です。 そんなエッセイのなかでも、心に何らかの形で残った作品を2点お勧めの 本としてとり上げてみました。 |
著者 庄野潤造 著書 メジロの来る庭 (文芸春秋社) 子供達が結婚して山の上の家には老夫婦二人の生活になり その家で、その老夫婦が、どんな事に喜びをかんじたり、 どんなことに楽しみにして生活しているかを、暖かな 文章で綴ったエッセイです。 |
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著者 田辺聖子 著書 一葉の恋 (文芸春秋社) 作家田辺聖子さんが、好きな人達のこと、例えば、一茶、 一葉、吉屋信子、杉田久女、与謝野晶子、藤本義一、 開高健、藤沢周平、ご夫妻で親交のあつかった司馬遼太郎 中原淳一さんのこと、少女時代の好きなことの記憶など まとめた一冊です。ご本人も好きな事を思い出す、よすが 再確認していただくゆかりになればと願ってますとのこと。 |