私の本棚(3月) 


図書館を本棚にしている私は、よく図書館に足を運びます。
何かいい本はないかな〜と物色するわけ・・・スーパーでお買い物をする感覚に似ていると思います。
沢山の新刊の書物のが並んでいても、全然呼吸が合わないこともしばしばです。読んで面白かった本、楽しかった本、興味をひかれた本、刺激を受けた本等の中から楽しかった、面白かった、ちょっとおしゃれな大人の本のことを紹介します。Tea-Timeにはもってこいの本だと思います。

中村メイコさんの著書夫とふたりきり!の生活には、もう慣れているはずですが(息子達が大学や予備校に行き始めたときからですから・・・)読みながら、神津さんと夫を比較しながら読んでいる自分に可笑しかった・・・。
世の中ふたり暮らしの人の人口は増えていると思うのですが、みなさんどういう風に折り合いをつけて暮らしているのでしょうか? そういうわけで、メイコさんのお宅の場合を読んで見たくなったというわけです。
題名と著者に飛びついて読んだ本ですが、結構楽しめました。
もう一冊の本は会話の楽しみのようなものをお二人の対談から得られたこと。、お二人が博学だから会話がはずんで裾野が広がるわけでしょうが、「大人のしゃれた対談」のエスプリを感じます。
私が想像力を働かせたくなったのは、古代「ローマの休日」を歩くというくだり・・・「ローマ人の物語」
(古代ローマ史)を一年1冊の割合いで執筆されている塩野さんの解説つきの散歩は説得力があって、楽しい。
五木さんのことも私は作家としてみていただけで、こんなに物にこだわりをもっておられる方とはお見受けしてなかった。ローマに旅行された方などツアーでは分からないお話が伺えて興味がわくのでは・・・。



中村 メイコ著
夫とふたりきり!

家族で暮らしているときには感じなかったり、気にもならなかったlことも
子供達が独立して夫婦ふたりきりになってみて気がつくこと、戸惑い等
を神津さんを通してメイコさんが思いつくままに書き記している。
子育ての次は「夫育て」をするべきだったのだと本を読んで、気がついた
けれどわが亭主は少々手遅れの感があるようである。
肝にめいじて今現在よりも夫育てが順調に成長の兆しがみえてくれれば
嬉しいのだが・・・。
五木 寛之著
塩野 七生著
おとな二人の午後

月刊誌に1年間対談を掲載していたものに、加筆、訂正したものを本に
まとめたもの。
塩野七生さんが住むローまで彼女のアレンジメントしたホテルや
レストラン、カフェ、などで対談をしている。おしゃれのこと、
イタリアの靴の話、古代「ローマの休日」を歩く、健康法、ワインのこと、
宗教のこと、車、アートのことなどお二人の話を読んでいるだけで楽しくまた
奥が深い。写真も随所に取り入れてあり、目でも楽しめる。題名のとおり、
大人の会話を楽しんでおられるお二人をまた、読者が一緒になって
楽しめるという雰囲気のセンスある対話集。


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