埼玉県川島町にある遠山記念館に毎年恒例の「雛の世界」展が始まったので出かけて来ました。
田園風景の広がる静かなところにこの記念館はあります。
「遠山記念館」の邸宅は、日興證券の設立者である遠山元一氏が幼少の時没落した生家を再興し、
お母さまの住まいとするために建てたものです。
東棟、中棟、西棟からなる邸宅と別館の美術館があります。
伝統的な日本建築の邸宅も日本庭園もとても美しく一見の価値がある所だと思います。
◆雛の世界展◆
邸宅のお座敷を使って「遠山家の雛飾り」を、別館美術館では江戸中期、後期の
雛人形を展示しています。
会期  2月9日(土) − 3月24日(日)
入場料 700円


門を入って前庭が広がります。正面は玄関口です。




庭園の中です。茅葺屋根(東棟)は玄関口のあるところです。
左手奥のところに「水琴窟」があり、柄杓で水をかけると
とてもいい音色を奏でてくれます。




くぐりを抜けて庭園へのアプローチ(小さな石橋を渡って・・・)




中棟に当たります。公開しているのは1階のみです。
ここは客間として使っていたそうです。1階の2間あるお座敷の
1部屋を使って「遠山家の雛飾り」が展示されています。




西棟のお座敷です。雪見障子から見る庭園が素敵です。




くぐりを抜けて前にある美術館へ(前方の白い建物がそうです)


お雛様を見る前に庭園の方から見学しました。とても広い庭園で池も小さな川も流れ、
お茶室もあります。とても美しい和風庭園の様式をとり入れて造られています。
邸宅は東棟と中棟と西棟を渡り廊下でつないであり、東棟とお茶室は茅葺屋根に
なっています。建物をゆっくりと見学し日本建築の美意識を再認識させられました。




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