バートイシュルには、6泊したので、毎日少しずつ歩いたり、夕飯を食べに行ったり、スーパーへお買い物にでかけて 簡単な食料品を調達したりなどと、小さな街なのですが、1850年代にフランツ・ヨーゼフ皇帝の結婚を記念して 皇帝のご両親が「カイザーヴィラ」を建て 皇帝が毎年夏にはこちらで過ごすようになった頃から、ウイーンから、貴族とか音楽家などが訪れるようになり、 この街が繁栄していた時代があったそうです。 フランツ・ヨーゼフ皇帝といっても分からない方でも、シシーという愛称で呼ばれていた エリザヴェートと結婚された皇帝といえばお分かりになる方もいらっしゃるのではないかと思います。 ですから、街の中には「レハール・ヴィラ」やブラームスの住んでた家が、博物館になっていたりしてます。 バートというのは、温泉という意味だそうで、私達も西洋の温泉に入るべく用意してでかけたのですが、誠に 残念なことに、カイザーテルメは、大工事中で、温泉には、入湯できませんでした。飲む温泉もあるというので 探したり訪ねたりしたのですが、わかりませんでした。 バートイシュルの街が保養地として有名になったのは「カイザーヴィラ」が建立されたからです。 皇帝は、鹿狩が趣味で、カイザーヴィラを訪れて先ず目に飛び込んでくるのは、おびただしい鹿の剥製(頭部) です。その鹿をいつ仕留めたかという記録のためか、それぞれの鹿に年号が書かれて保存されてるのです。 内部は撮影禁止でしたので、画像はありません。 シシーの別荘が奥の方にあるのです。今は写真博物館になっています。エリザヴェート皇妃は 写真に興味を持っていましたが、 ご自身の写真は絶対に撮らせなかったそうです。彼女のディスマスクも展示してありました。 最後の日は、朝食後自由行動。私達は、川沿いに散策し、教会に入り写真に撮ったりしていると 偶然パイプオルガンの豊かな音色が教会中に響きわたり、このような経験は初めてでした。 感動してしばらくパイプオルガンの音色に浸ってました。 トラウン川沿いにある博物館の中を巡ってバートイシュルの街の暮らしなどみてまわったりして のんびりとすることができました。 レハールフェスティバルが開催されているからかも分かりませんが、民族衣装をつけてる街の人々がい 印象に残りました。 2007年7月20日〜25日 撮影 |
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